50th Anniversary Morning of the Earth【BOOK】

＝地球の夜明けとでも訳してみましょうか！！

僕的にはサーフィンの夜明けとも感じることのできる最高傑作です。1972年頃、加速的にサーフボードが短くなっていくまっただ中、ある寺院をスポンサーにして制作された映像はどこか神秘的なイメージを醸し出していて、ライディングと波とロケーションがすべて溶け合うような本当に素晴らしい作品です。サーフィン映画として数々の賞を受賞したこの作品は、世界的にサーフィンを知らしめいろんな意味での夜明けを作ってしまった作品と言えるでしょう。

「Morning of the Earthとの出会い」

 2018年、Spoonsを作る過程で、George Greenoughの映像を探していました。そして60年代と70年代に彼と撮影した可能性がある人たちにあたることにしました。

Crystal Voyagerを作る為にSanta BarbaraでGeorgeと一年間過ごしたAlbeに出会ったことが明らかな"Morning of the Earth"を作るきっかけとなったのです。

驚いたことに彼はCrystal Voyagerの撮影時の古い錆びた16mmの缶を私達に送ってくれました。私たちはそれをスキャンして、その映像が宝物だとわかりました。

まさに私たちが探し求めていたもので、Spoonsを完成するための完璧な素材だと思いました。彼はそれを使用する許可をくれました。

私たちがSpoonsを仕上げるのにオーストラリアに戻った時、Albeに直接その16mmフィルムを手渡しで返そうとしました。

そのような世界に一つしかないプライスレスのアーカイブは確実に安全な方法でお返しするのがとても重要だと思ったんです。
私たちはAlbeにコーヒーショップで会い、本当に楽しく会話しました。一時間後には10km先まで人がいない人里離れたポイント
で完璧な波の中サーフィンをしました。奇跡ですね。サーフィンをした後、私たちは車の中でスナックを食べながら映画製作に
ついて楽しい会話を続けました。それは若い映画製作者にとって、夢のような時間でした。尊敬してやまない偉大な方からの
アドバイスはまさにプライスレスです。私たちはAlbertになぜMorning of the Earthはオンラインで公開されないのかと尋ねました。
私たちの世代から多くの子供まできっと、見たいと思うのに。すると彼はシンプルに答えました。
“そうだね、それは君がまだしてないからだよ！”と笑いました。私たちはその場で握手を交わし、それが
"Morning of the Earth" をリマスターするための素晴らしい三年間の旅の始まりとなりました。それから三年間、
妥協することなくリマスター作業に没頭し、15万枚のフレームをひとつひとつレタッチしていきました。
感謝なことに、博物館グレードに修復するまでに至り、この美しいフィルムを次の世代に届けることができました。

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